投げ釣りテキスト |
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@ 鈎 投げ釣りで最もよく使われるハリは流線(a)。シロギスをはじめ、カレイ・アイナメ・カワハギ・マダイと多くの魚を釣れる万能バリである。虫エサに適していてケン付きのハリは、エサがズリ落ちるのを防いでくれるが、ケン無しに比べて少し折れやすい。細軸で軽量なキス競技用(b)・スーパーキス(c)は、中小型のキスの数釣り用である。マダイやクロダイ・アイナメ・スズキのように、口を大きく開けて補食するタイプの魚には、ふところの広い丸セイゴ(d)その発展型のビックサーフ(e)身エサや活エサによく使用するチヌパリ(f)等 |
Aハリス 釣果に一番左右されるのが、この部分。良く沈み根ずれに強いフロロカーボン、しなやかでオールマイティーなナイロン、張りがあって結束力に強いホンテロン系など、選択の巾は広い。 ナイロンには、比重が軽く浮き易い物も有る。その他に、非常にしなやかなPE(ポリエチレン)歯が鋭い大物用にケプラート・ワイヤー等色々と有る。 チモトにビーズ・夜光玉などを付けたり、ハリス自体を蛍光色にしてアピールを高めることもある。 Bモトス スナズリからハリスまでの間がモトスで、幹糸ともいう。あまり細いと絡みやすいので、ハリスより2ランクぐらい太くする。 ハリス同様色々な素材がある。潮の流れで仕掛けに動きをつけたい時には、しなやかなナイロンで比重の軽いもの。仕掛けを落ち着かせたい時や根回りには、比重が重く根ずれに強いフロロカーボンを使用する事が多い。 胴突式や天秤を使わないでオモリが下にくる仕掛けの場合は、力糸同様の太い糸を使う。 市販の仕掛けを使う時は、この部分にクセがついているので使用する前に良く伸ばすこと。 Cスナズリ スナズリはキャスティング時などの糸絡み防止のためや、遊動式天秤のリングとの摩擦でモトスが切れるのを防ぐために使用する。 素材はナイロンの4〜6号を2〜3本ヨリにしたものや、ナイロン20〜40号の単糸、ホンテロンのように腰の強いポリエステルの糸、ワイヤーの#35〜37など色々なものを使用する。 固定式天秤のようにスナズリを直接天秤に付ける場合は、ヨリ糸やホンテロンを天秤のリングに結ぶのではなく、腕に結び付けてリングの上から下に通す。 ワイヤーのスナズリの作り方、出来上がりが遊動用は35cm固定用は25cmになるように、ワイヤーを10cm位長めに切る。 片側を輪にしたり、ヨリモドシを通しワイヤースリーブで止める。1.5cm 位の熱収縮チユーブを2ヶ通しもう片方側も同様に止める。最後に熱収縮チューブをライター等で加熱して固定する。 キスの数釣り固定用のスナズリは、先を自動ハリス止めにしておくと仕掛けの交換が簡単にできる。固定用スナズリの使い方は、天秤の腕にくぐらせ必ずリングの上から下に通す。 Dビーズ・ヨリモドシ 遊動式天秤の場合は、スナズリと力糸を直結する。その結び目の保護と、リングが広がりスナズリが抜け落ちるのを防ぐために、ビーズを使う。 この部分が一番負荷がかかるので必ず使いたい。 ヨリモドシは、モトスと先バリの間に入れるとハリスの交換に便利である。ヨリモドシと糸との結び目にゴム管等を付けてもよい。 E段差仕掛け 先バリを長さの違うハリスで、2本結ぶと段差仕掛けになる。ハリスの長さは10cmと15cm、25cm と30cmと人によって違う。エサを大きく目立たせ魚にアピールが出来き、カレイ釣などによく使われる。 |